あっという間に、3.11から二ヶ月が経とうとしています。
この間、めまぐるしくも重苦しい日々を感じてきました。
震災によりたくさんの建物が崩れ、
建設業界へのニーズが、大きく高まっています。
身近なところで言えば、屋根瓦の復旧ですね。
こちらは、大きく分けて2つの問題点があります。
ひとつは、資材の問題です。
下地作りの根底にある、コンパネ材(ベニヤ板を何枚も重ねた板)と
ルーフィング材(ボール紙等にコールタールを塗り防水性能のあるシートになっているのが一般的)が
大変に不足しています。
生産が間に合っていないのには、流通のニーズのほかに、
原料の供給不足が原因とされています。
もうひとつは、人的な問題です。
屋根をまかなう職人さんは、地域にいる方だけではなく、
他県からも一攫千金を見て、北へ北へと来ていますが、
その前段階の下地を作る大工さんが忙しすぎて、
現場を回しきれていないのです、
大工工事は屋根下地にかかわらず、
店舗、事務所、学校などの天井崩落現場、
外壁剥落、亀裂などの補修、
さまざまな場面で重用されますので、
全体的に少ないことが挙げられます。
これらの滞りが解消されないと、
屋根工事の進みは、遅れがちになることでしょう。
これと同時に、今後において不足を不安視されて業種は、
足場工事でしょう、
安全確保の観点からも不可欠な仮設足場ですが、
こんなにもニーズが多いと、どこの業者さんも手持ち部材の不足が懸念されます、
「ならば、借りてくれば良い」という発想になりますが、
ここ10年来に流通している価格は、
業者の手持資材を用いた場合の価格であり、
レンタルした場合は、20%~50%割高になります。
この価格差は当然、販売価格に上乗せされてきますので、
工事金額が高くなるわけです。
かと言って、これを是正する手立ては、特に存在していないことも事実です、
これからやってくる、割高情勢(インフレと言っても良いです)に私たちは目を見張って行かなければなりません。
もしかすると、震災前のような、
調達物の金額がどんどん下落していくデフレは、
もう無くなってしまうかもしれません。

